去る10月15日金曜日、琉球大学大学院医学研究科の斉藤美加先生、佐伯光子先生、同大風樹館(博物館)の島袋美由紀先生を講師に招聘し、「八重山のマラリアの歴史から平和を考えよう ~コロナの今だから~ 」のテーマのもと特別授業が展開されました。
対象となった八島っ子5年生は、当日を迎える直前の水曜日には、いのちの授業として「人と自分の健康等」について、さらに木曜日におけるサンゴ学習においては「海・自然の環境等々」についての学びに触れていました。そのタイミングで今回の「八重山のマラリアの特別授業」、その中における「八重山のマラリア」、さらには「戦争マラリア」に係る豊かな学びを通して、かつ思いがけず「地球の健康・プラネットヘルス」という斉藤先生の壮大なまとめに触れることで、全ての学びは連動している、ということを子ども達一人ひとりが強く実感できたことは、一人ひとりの生きる力へと繋がるエネルギーになったことと思います。 さらに、戦時中の強制疎開先を場面設定としたグループワーク(ケーススタディー)における模擬体験の中での緻密な仕掛けにより、その当時の住民の方々の思いや痛みに触れることができたことは、子ども達一人ひとりにとって、知と心に係る偉大な財産をいただいたように感じられました。
斉藤美加先生、島袋美由紀先生、佐伯光子先生、誠にありがとうございました。