「先生!・・・孵化が始まっています!」、「ピヨピヨピヨ・・・って聞こえます!」
6年生の飼育委員さんの喜びと高ぶった気持ちの溢れる報告の声に、今朝はすごく心躍る時間となりました・・・。
5月25日に飼育小屋の親鶏さんが産み落とした卵が、21日目の本日、・・・約束通り孵化を始め、5ミリほど開いた部分から雛(ヒナ)が卵の殻を破って出ようとして鳴く声が耳に届き始めました・・・。その後も・・・順調に進み、約6時間後の15時頃、飼育委員会の皆さんや、低学年のお友達がお目々まん丸見守る中・・・、一段と高く大きく「ピヨピヨピヨ・・・!」と鳴き声が響くと同時に、その雛(ヒナ)が力強く誕生しました。
親鶏が産み落とした卵をなかなか温めてくれない状況の中、孵卵器を購入し37℃設定・・・、その後、できるだけ自然に近い状態、つまり親鶏が温めているに近い状態を保つため、飼育委員会の6年生の皆さんの手で、温度と湿度管理の徹底や90度転卵を毎日数回繰り返しての雛(ヒナ)の誕生・・・。これまでの間、温度設定や転卵の角度とその回数等の試行錯誤を繰り返す中、生命を育むことの難しさが立ちはだかることもありましたが、幸いにも再び生命の誕生に立ち会うことができた飼育委員の皆さんと八島っ子です。
この後は、まだ、自分自身での体温調整が上手にできず、免疫力も低く病気にかかりやすい雛(ヒナ)ということもあり、しばらくの間は温度及び湿度管理徹底の下、優しい八島っ子みんなに代わり番こに見守られながらの優しい時間を過ごすことになります・・・。