いつも本校の教育活動に温かいご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
初夏の風が心地よく吹き抜ける季節となり、子ども達は日々、学びに励みながら元気いっぱいに過ごしています。今回は、5・6年生を対象に行われた「租税教室」の様子をお届けいたします。
石垣税務署より講師の方をお招きし、5・6年生を対象に「租税教室」が行われました。
この授業は、社会科の単元「わたしたちのくらしと政治」や「国のしくみ」に関連しており、教科書で学んだ内容を実生活と結びつけて理解する貴重な機会となりました。
講師の方は、「税金がなかったらどうなるか?」という問いかけから授業をスタート。
もし税金がなければ、学校や病院、道路や消防・警察といった公共サービスが成り立たなくなることを、アニメーションやクイズを交えて説明してくださいました。
今回の授業では、特に「石垣島で税金がどのように使われているか」についても具体的な説明がありました。
たとえば、石垣市内の道路整備や防災設備、離島航路の補助、学校給食の一部費用、さらには観光客向けの案内所や自然保護活動など、私たちの身近な暮らしの中に税金が活かされていることを、地元の事例を通して学びました。
子ども達は、「自分たちの学校も税金で支えられているんだ」「台風のときの避難所も税金で整備されているんだね」と、石垣島での生活と税金のつながりを実感している様子でした。
授業の中では、「税金は“みんなで支え合う”ための仕組み」という考え方にも触れ、将来、自分たちが社会の一員としてどのように関わっていくのかを考えるきっかけにもなりました。
授業後の感想では、
「税金があるから安心して暮らせるんだね」
「大人になったら、ちゃんと税金を納めたい」
といった声が聞かれ、子ども達の中に“公共”や“責任”という意識が芽生えていることが感じられました。















今回の租税教室は、社会科の学習内容をより深く理解し、実社会とのつながりを実感する貴重な機会となりました。
本校では、今後も地域の皆さまと協力しながら、子ども達の視野を広げ、実社会とつながる教育を大切にしてまいります。
保護者の皆さまには、引き続き温かく見守っていただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。