いつも本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。夏休みも中盤を迎え、子ども達はそれぞれの場所で元気に過ごしていることと思います。
今回は、8月14日に実施した校内研修についてご報告いたします。
8月14日(木)、教職員研修を実施しました
日時:8月14日(木)13:00〜
場所:レフュジア
今回の研修では、海での自然体験を通して、自然環境を活かした学びの在り方を深めました。特に注目されたのは、石垣島野底エリアに広がるウミショウブ群落についての学びです。
ウミショウブは、国内では石垣島と西表島の浅瀬にしか見られない希少な海草で、海洋生物のすみかとなるほか、二酸化炭素の吸収源(ブルーカーボン)としても重要な役割を果たしています。
野底小学校では、2008年から環境教育の一環としてウミショウブの観察を行ってきました。近年は、アオウミガメによる食害などで群落が減少し、保全活動が急務となっています。教職員も、児童たちとともにこの自然環境を守る取り組みを学び、今後の教育活動に活かす意欲を高めました。
研修では、長袖ラッシュガードやレギンスなど安全に配慮した服装で参加し、マスク・シュノーケル・足ヒレ・ライフジャケットなどの器材も現地で準備され、安心して活動を行うことができました。
台風の影響について
当日は台風の影響もなく、風向・風速ともに安定しており、予定通り研修を実施することができました。更衣室も完備されており、着替えも問題なく行えました。
今回の研修を通して、教職員一人一人が自然の中での学びの可能性を再確認し、子ども達の主体的な活動を支えるための視点を養いました。
2学期には、運動会や学習発表会など、子ども達が自分らしく輝ける場面がたくさん待っています。私たち教職員も、子ども達の成長をしっかりと支えてまいります。
自然に触れることで得られる学びは、教室では得られない深い気づきと感動をもたらしてくれます。今回の研修を通して、私たち教職員も改めて「自然とともにある教育」の大切さを実感しました。これからも、子ども達が地域の自然や文化に誇りを持ち、豊かな心を育んでいけるよう、学校全体で取り組んでまいります。
保護者の皆さまには、日頃より温かいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。今後も、子ども達の健やかな成長のために、学校と家庭が手を取り合いながら歩んでいければと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。