いつも本校の教育活動に温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。
石垣の豊かな自然に囲まれた野底小学校では、子どもたちが地域の環境と命のつながりを学ぶ機会を大切にしています。今回は、国立研究開発法人水産研究・教育機構水産技術研究所 環境・応用部門 沿岸生態システム部 亜熱帯浅海域グループ グループ長の奥山様をお迎えし、特別授業を実施しました。その様子をご紹介いたします。
ウミガメとウミショウブの関係を学ぶ
今回の特別授業では、5・6年生を対象に「ウミガメとウミショウブの関係」をテーマに学びました。
ウミガメは、浅い海に広がる海草「ウミショウブ」を食べて生きています。ウミショウブはウミガメにとって重要な食料源であり、その生育環境は非常に繊細です。
授業では、ウミガメがどのようにウミショウブを探し、食べるのか、またその海草が育つ環境について、研究データや映像を交えて学びました。子どもたちは、海の生態系のつながりに驚きながら、命の大切さを実感していました。
野底小の取り組み:ウミショウブの保護活動
野底小学校では、地域の自然を守る活動の一環として、ウミショウブの保護に努めています。海岸の清掃活動や、ウミショウブの生育環境について学ぶ授業を通して、子どもたちは「自分たちの行動が自然を守ることにつながる」という意識を育んでいます。
今回の授業は、こうした学校の取り組みと深く結びついており、子どもたちが地域の自然に誇りを持ち、未来に向けて守っていく意識を高める貴重な機会となりました。
外部機関との連携で広がる学び
今回の授業は、国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産技術研究所との連携によって実現しました。専門家の知識や経験にふれることで、子どもたちは教室では得られない深い学びを得ることができました。
今後も、地域や外部機関との連携を通して、子どもたちの学びの幅を広げていきたいと考えています。
地域とともに育つ子どもたち
野底小学校では、今後も地域の自然や人とのつながりを大切にしながら、子どもたちが主体的に学び、考え、行動する力を育ててまいります。

