春の柔らかな日差しに包まれ、石垣中学校の令和8年度が希望とともにスタートいたしました。
この度、本校の校長として赴任いたしました宮良 健(みやら けん)と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
本校は生徒数499名、21学級を擁する、市内でも有数の活気あふれる学び舎です。この瑞々しいエネルギーに満ちた生徒たちと共に、新たな一歩を踏み出せることを何よりの喜びと感じております。
◆「自分の人生のハンドル」を握る力を
予測困難で、変化の激しい今の時代。私は、生徒たちにこれからの未来をたくましく生き抜くために、特に大切にしてほしいことがあります。
それは、「自分の人生のハンドルを、自分で握る」ということです。
誰かに指示されるのを待つのではなく、「自分はどうしたいか」を考え、判断し、勇気を持って行動に移す。この力のことを、私たちは「エージェンシー(Agency)」と呼んでいます。
生徒たちが迎える「15歳の春」、自らの進路を切り拓いていくその瞬間に、自信を持ってハンドルを握っていられるよう、中学校生活の中でこの「エージェンシー」という種を、大切に育てていきたいと考えています。
◆共に歩むための「4つの約束」
今年度、本校が掲げる最上位目標は、非常にシンプルです。
「自ら考え、判断し、言動できる人」の育成であります。
この目標に向かって、生徒、そして教職員が大切にする「4つの言葉」を定めました。
「みとめ合います」:それぞれの「違い」を良さとして尊重すること
「みんなとします」:一人で抱え込まず、仲間と支え合い、協働すること
「自分がします」:誰かを待つのではなく、自ら一歩を踏み出すこと
「仲良くします」:全員が「ここにいていいんだ」と思える温かな居場所をつくること
これら4つを日々実践していくことで、生徒たちのエージェンシーは必ず磨かれます。私たち教師は、指示を出す存在ではなく、生徒たちの挑戦を全力で応援し、共に走る伴走者でありたいと決意しています。
◆「自分らしく あなたらしく」 輝ける学校へ
今年度の学校経営の重点は、「生徒が言動し、大人が支援する」ことです。子どもたちの主体性を引き出すために、私たちは一歩引いて見守り、必要な時に手を差し伸べる、発達段階に応じた支援に徹してまいります。
合い言葉は、「自分らしく あなたらしく」です。
個性豊かな生徒たちが、それぞれの輝きを放ち、楽しく充実した学校生活を送れるよう、職員一同、心を一つにして取り組んでまいります。
保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、本校の教育活動への変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
生徒たちの成長という大きな喜びを、皆様と共に分かち合い、手を携えて歩んでいけることを楽しみにしております。
石垣市立石垣中学校 第28代 校長 宮良 健