6月23日の「慰霊の日」に向けて、野底小学校では「平和学習月間」がスタートしました。図書室には、沖縄戦に関する資料や絵本が展示され、子ども達が自由に手に取って学べる空間が広がっています。
掲示物の中には、石垣島で実際に起きた出来事や、島の人々がどのように戦争を乗り越えてきたのかを紹介するパネルもあります。戦時中の避難生活や食糧不足、戦後の復興の様子など、地域の歴史を通して平和の尊さを学ぶことができます。
図書室では「平和ってなんだろう?」をテーマにした特設コーナーを設置。低学年の子ども達には絵本『へいわってすてきだね』など、平和を考えるきっかけとなる本が並び、今後予定されている読み聞かせの時間に向けて、子ども達の関心も高まっています。
高学年の子ども達は、沖縄戦の体験記や新聞記事を読み、自分の言葉で平和について考える活動に取り組んでいます。「けんかをしないこと」「友だちを大切にすること」「みんなが笑顔でいられること」――子ども達の素直な言葉から、平和は日々の生活の中にあることを改めて感じさせられます。



野底小学校では、地域の歴史や自然とつながる学びを大切にしています。石垣島の戦争の歴史を知ることで、子ども達は「自分たちの島の過去」に目を向け、平和の尊さを実感しています。これからも、地域とともに平和の心を育てていきます。
平和について学ぶことは、社会科や国語の授業だけでなく、日々の生活や友だちとの関わりの中でも大切な学びです。野底小学校では、教科の枠をこえて、子ども達が「命の大切さ」「思いやりの心」「争わないことの大切さ」を実感できるような教育を進めています。これからも、学びを通して心豊かな野小っ子を育ててまいります。今後とも温かいご支援をよろしくお願いいたします。