いつも野底小学校の教育活動に温かなご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
6月24日(月)の3校時、全校児童が図書館に集い、「平和集会」を行いました。この集会は、平和教育担当の教諭と児童会が中心となって企画・進行し、静かで落ち着いた空間の中、児童の想いがあふれる時間となりました。
この日は、沖縄戦の歴史や6月23日の「慰霊の日」の意味について学びました。沖縄戦は日本で唯一の地上戦で、約20万人の命が失われたと言われています。そのうちおよそ半数は一般市民であり、子どもやお年寄りを含む多くの人々が犠牲となった事実を児童たちは真剣に受け止めていました。
「慰霊の日」は、戦争の犠牲者を悼み、平和を祈る沖縄県独自の祈念日であり、県内では正午にサイレンが鳴り、1分間の黙祷が捧げられます。児童たちは、この日に込められた想いと、現在の平和な日常の尊さについて深く考える機会となりました。
集会ではまず、児童による平和の詩の朗読が行われ、静けさに包まれた図書館に優しい声が響きました。
続いて合唱した「月桃」では、戦争の記憶と、それを乗り越えようとする人々の祈りが静かに伝わってきます。児童たちのやさしく澄んだ歌声が図書館に響きました。










集会後の感想を伝え合う時間では、「ごはんを食べられることがありがたい」「家族がいることが平和だと感じた」など、児童たちは日々の当たり前の中にある幸せに気づき、自分自身ができる小さな平和の行動について語り合いました。
これからも野底小学校では、命の尊さや他者を思いやる心を育てる教育を大切にしてまいります。今後とも、あたたかいご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。