当サイト内のすべてのコンテンツの著作権は本校または正当な権利者に帰属します。無断での転載・複製を禁じます。
All content on this website is protected bycopyright and may not be reproduced or redistributed without permission.
本网站的所有内容均受版权保护,未经许可不得转载或复制。
いつも本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。6月17日(火)から18日(水)にかけて、5・6年生が沖縄県立石垣青少年の家にて宿泊学習を行いました。2日間という短い時間ではありましたが、子どもたちは自然の中での体験を通して、仲間との絆を深め、大きく成長する姿を見せてくれました。
活動のハイライト
カヌー体験(名蔵アンパル)
宿泊学習の幕開けは、名蔵アンパルでのカヌー体験でした。初めてパドルを握る子も多く、最初は「うまく漕げるかな?」と不安そうな表情も見られましたが、いざ水に出ると、子どもたちはすぐにコツをつかみ、仲間と声を掛け合いながら力強く漕ぎ進めていきました。
カヌーは、ただ漕ぐだけでは前に進みません。左右のバランスを取りながら、息を合わせて進む必要があります。まさに「協力」が求められる活動です。子どもたちは、何度も方向を修正しながら、互いに励まし合い、笑顔でゴールを目指しました。
名蔵アンパルの静かな水面と、周囲の豊かな自然に包まれながら、子どもたちは自然の美しさと、自分たちの力で進む喜びを体いっぱいに感じていたようです。終わった後には、「またやりたい!」「最初は怖かったけど楽しかった!」という声がたくさん聞かれ、自信に満ちた表情がとても印象的でした。
貝がら工作&わらのリース作り
午後は創作活動。貝がらやわらを使った工作では、子どもたちの個性が光る作品がたくさん生まれました。集中して取り組む姿に、ものづくりの楽しさと達成感があふれていました。
野外炊飯&カレー作り
夕方には、協力してカレー作りに挑戦。火起こしから調理、片付けまで、すべて自分たちの手で行いました。
まずは火起こし。新聞紙やうちわを使わず、薪を組んで火をつけるという本格的な方法に、最初は戸惑いながらも、子どもたちは声を掛け合い、工夫しながら火を育てていきました。火がついた瞬間には、自然と歓声が上がり、達成感に満ちた笑顔が広がりました。
調理では、じゃがいもやにんじん、玉ねぎなどの野菜を丁寧に切り、肉と一緒に炒めて煮込む工程を班ごとに分担して行いました。包丁を握る手には緊張も見られましたが、「自分の役割をしっかり果たそう」という責任感が伝わってきました。
自分たちで作ったカレーは、どんな料理よりもおいしく感じられたようです。
食後の片付けも、子どもたちにとって大切な学びの時間でした。鍋や食器を丁寧に洗い、使った道具を元の場所に戻すまで、最後まで責任を持って取り組む姿に、成長の跡がはっきりと見えました。
登山(前勢岳)
2日目は前勢岳への登山。険しい道のりも、励まし合いながら一歩一歩登る姿に、子どもたちのたくましさを感じました。頂上での達成感は、きっと一生の思い出になることでしょう。
今回の宿泊学習では、「時間ときまりを守る」「役割に責任を持つ」「仲間と協力する」という3つの目標を掲げて取り組みました。どの子も自分の役割を果たし、仲間と助け合いながら活動する姿が印象的でした。特に野外炊飯では、協力することの大切さや、自分の手で作ることの喜びを実感し、「できた!」という経験が子どもたちの自信へとつながったように感じます。保護者の皆さまのご協力のおかげで、無事に全日程を終えることができましたこと、心より感謝申し上げます。
今後も、子どもたちがさまざまな体験を通して、心豊かに成長していけるよう、教職員一同努めてまいります。引き続き、温かいご支援をよろしくお願いいたします。