秋の風が心地よく吹き抜ける季節となりました。保護者の皆様におかれましては、日頃より本校の教育活動に温かいご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
10月31日(金)、野底小学校を会場に「第2回北部地区集合学習」が開催されました。この日は、北部地区の子ども達が一堂に会し、共に学び、共に過ごすことで、心のつながりを深める特別な一日となりました。
1・2年生:自然とふれあい、心を育む秋見つけ
1・2年生は、職員の引率のもとバンナ公園へ出かけ、「秋見つけ散策」を楽しみました。木の実や落ち葉、虫の声など、五感を使って秋の自然を感じる活動に、子ども達は目を輝かせていました。
児童の感想:
「赤い実を見つけたとき、秋が来たんだなって思いました。」(1年生)
「友達と一緒に葉っぱの形を比べるのが楽しかったです。」(2年生)
3年生:体育で育む協力と挑戦
3年生は体育の授業を通して、体を動かす楽しさだけでなく、仲間と協力することの大切さを学びました。リレーやチーム対抗の活動では、声を掛け合いながら一生懸命に取り組む姿が見られ、運動を通して絆が深まる時間となりました。
児童の感想:
「みんなで応援し合って走ったら、いつもより速く走れた気がしました!」(3年生)
4年生:命の授業で考える生きることの意味
4年生は「命の授業」に取り組みました。自分の命の尊さ、家族や友達の命の大切さについて考える時間は、子ども達にとって心に深く残る学びとなりました。
児童の感想:
「命は一つしかないから、大事にしないといけないと思いました。」(4年生)
「家族がいてくれることが、すごくありがたいことなんだと気づきました。」(4年生)
5・6年生:道徳で育む誠実な心
5・6年生は道徳の授業で、「誠実」について学びました。自分の気持ちに正直であること、相手に対して真心をもって接することの大切さを、具体的な場面を通して考えました。
児童の感想:
「うそをつかないって、簡単そうでむずかしい。でも大事なことだと思いました。」(5年生)
「誠実って、相手のことを思って行動することなんだとわかりました。」(6年生)
集合学習の意義 ~少人数の課題を乗り越える学びの場~
野底小学校をはじめ、北部地区の学校では、少人数であることによる教育的な課題も抱えています。子ども達の人数が少ないことで、学習の幅や人間関係の広がりに限界が生じることもあります。
そこで実施されているのが「集合学習」です。この取り組みは、複数校の子ども達が一堂に会し、適正規模の学習集団を形成することで、互いに刺激を受けながら学び合うことを目的としています。
集合学習では、普段とは異なる環境で新しい友達と出会い、考えを共有し、協力することで、子ども達の社会性やコミュニケーション力が育まれます。また、少人数の学校では得がたい「多様な価値観との出会い」や「集団の中での役割意識」なども、自然に身につけることができます。
子ども達が「自分とは違う考え方や感じ方」に触れることで、思いやりや共感力が育まれ、互いを認め合う心が育っていきます。集合学習は、少人数の学校だからこそ生まれる課題を乗り越え、子ども達の可能性を広げる大切な教育活動です。









保護者の皆様へ感謝申し上げます
当日は、体育着や持ち物の準備など、保護者の皆様のご協力により、子ども達が安心して活動に参加することができました。改めて感謝申し上げます。
今後も、子ども達が互いに認め合い、支え合いながら成長していけるよう、教育活動を充実させてまいります。引き続き、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。