保護者の皆様へ
いつも本校の教育活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。秋の深まりとともに、子ども達の心にも豊かな実りが訪れる季節となりました。野底小学校では、10月15日より「読書月間」がスタートしました。今回はそのオープニング集会の様子と、校長先生のお話、児童の活躍をご紹介いたします。
読書月間オープニング集会の様子
今年の読書月間オープニング集会は、図書館を会場に行われました。本に囲まれた空間で、子ども達は読書の楽しさを体感できるさまざまな企画に目を輝かせていました。
あじみ読書:いろいろなジャンルの本に触れてみる活動です。
スタンプラリー:読んだ本の数に応じてスタンプを集め、最後まで頑張った子にはごほうびも。
読書標語づくり:自分の読書への思いを言葉にして表現します。
読書クイズ:図書館に関するクイズで、楽しみながら本に親しみます。
「花さき山」の合唱
集会の中では、絵本『花さき山』にちなんだ合唱も行われました。
「やさしいことをすると、心に花が咲く」――そんなメッセージが込められた歌声が、図書館いっぱいに響き渡り、子ども達の優しさと感性が育まれていることを感じるひとときとなりました。
校長先生のお話 ~読書の力を子ども達へ~
読書月間の始まりにあたり、校長先生から心温まるお話がありました。
まず、読書の魅力を詩のかたちで紹介されました。
「あの夢 この夢
海の向こうの国々の
かわったことやふしぎな話
本をひらけば とび出して
あの夢 この夢 えがき出す
読書はいいな
本は世界をかけめぐる」
「歴史伝記をひもとけば
すぐれた人の築いた道が
本の中からよみがえり
からだに力がもえあがる
読書はいいな
本は時間をとびこえる」
「空にかがやく日のように
正しい科学きわめてみせて
本は世界のひとびとの
くらしに豊かな火をともす
読書はいいな
本は心をひきあげる」
この詩には、「本を読むことで世界を旅し、時間を超え、心を育てることができる」という読書の素晴らしさが込められています。
さらに、校長先生は子ども達に向けて、読書の楽しみ方についても語りました。
絵が気に入った本:教科書にも登場する『モチモチの木』を紹介。
自分の名前が登場する本:親しみがわいて読む意欲が高まること。
作者に興味を持つこと:好きな作家の作品を追いかける楽しさ。
冒険が好きな子には冒険の本を:本の世界に入り込むワクワク感。
「お気に入りの一冊を見つけて、友達や家族、先生方に紹介してほしい」
「本とお友達になって、読書の秋を楽しんでほしい」
そんな思いが込められたお話でした。
栽培図書委員会の児童のがんばり
今回の集会の準備や進行には、栽培図書委員会の児童が大活躍しました。
図書館の飾りつけやクイズの準備、合唱のリードなど、子ども達が主体的に取り組む姿がとても頼もしく、学校全体に温かい雰囲気を届けてくれました。
読書の秋、心を育てる時間に
読書は、子ども達の想像力や思いやりの心を育てる大切な時間です。お気に入りの一冊に出会い、友達や家族、先生方に紹介することで、読書の輪が広がっていきます。
この秋、野底小学校では「本とお友達になろう!」を合言葉に、読書を楽しむ活動を進めてまいります。ご家庭でもぜひ、読書の時間を共有していただければ幸いです。