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日誌


2025/10/08new

校長講話より「思いやりと心遣いを考える時間」

| by:管理者

全校朝会にて校長講話が行われました。今回の講話では、「自分らしさを大切にしながら、他者への思いやりや心遣いを持って行動すること」の大切さについて、子ども達に語られました。

講話の冒頭では、「思いやりってなに?」「心遣いってなに?」という問いかけがあり、子ども達は自分の考えを友達と共有する短い話し合いの時間を持ちました。「困っている人に声をかけること」「相手の気持ちを考えること」など、子ども達からは日常の中で感じている優しさの形が言葉となって表れていました。

続いて、校長先生は「思いやりや心遣いは、誰かと比べて優れているかどうかではなく、自分の中にある“人を大切にする気持ち”に気づき、それを行動に移すことが大切です」と語られました。

その言葉に、子ども達は静かに耳を傾け、自分自身の行動を振り返る姿が見られました。

講話の中盤では、学校生活の中で見られた思いやりや心遣いの場面を撮影した写真が紹介されました。

掃除の時間に友達を手伝う姿、給食当番を協力して進める様子、落とし物を届ける場面など、子ども達の優しさが自然に表れている様子が映し出され、会場には温かな空気が広がりました。

 

「おもいやり算」で育まれる優しさ

講話の後半では、「おもいやり算」という考え方が紹介されました。これは、算数の記号を使って、思いやりのある行動を表現する教育的な取り組みです。

たとえば、「たす(+)」は助け合うことを意味し、困っている友達に手を差し伸べる行動を表します。

「ひく()」は、誰かの負担を引き受けること。友達の仕事を代わってあげるような場面です。

「かける(×)」は、声をかけること。落ち込んでいる友達に「大丈夫?」と声をかける行動が該当します。

そして「わる(÷)」は、気持ちを分け合うこと。悲しい気持ちや嬉しい気持ちを共有し、互いに寄り添う姿がこれにあたります。

この考え方を通して、子ども達は日常生活の中でどんな行動が人を笑顔にするのかを考え、実際の行動に結びつける力を育んでいます。

 

野底小学校では、日々の学校生活の中で、子ども達の「心遣い」や「思いやりの気持ち」を育てることを重視しています。

廊下で落とし物を見つけた子が職員室に届けてくれたり、給食の準備で困っている友達に「手伝おうか?」と声をかける姿が見られたりと、子ども達の行動には他者への配慮が自然に表れています。

教職員も、子ども達の小さな気づきや行動を見逃さず、「ありがとう」「助かったよ」と言葉で返すことで、子ども達の心の成長を支えています。

こうした日々の積み重ねが、学校全体の落ち着いた雰囲気と信頼関係の構築につながっています。

 

保護者の皆さまへ

平素より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

子ども達は新しい学年・学級での生活にも慣れ、日々の学びの中で「自分らしさ」や「他者への思いやり」に気づき、それを行動に移す力を育んでいます。

校長講話や「おもいやり算」の活動を通して、子ども達は人との関わり方を学び、互いに支え合う姿勢を身につけています。


ご家庭でも、お子さまの優しい行動や気づきに耳を傾け、温かい励ましの言葉をかけていただければ幸いです。

今後とも、子ども達の健やかな成長を共に見守り、支えてまいりましょう。


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