いつも本校の教育活動に温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。今回は、9月17日(水)に行われた校内研修の授業研究について、子ども達の学びの様子をご報告いたします。
授業研究を通して見えた子ども達の成長
本校では、令和7年度の校内研究主題を「自立した学習者を育てる指導」、副主題を「適切な児童理解に基づく授業改善を通して」として、授業改善と児童理解を軸に研究を進めてまいりました。
その一環として、9月17日(水)に第12回校内研修を実施し、5・6年生の複式算数授業の研究授業が行われました。授業には八重山教育事務所の指導主事も来校され、専門的な助言をいただきながら授業研究会が行われました。
子ども達の「考える力」が育まれた授業
授業では、5年生が「三角形の内角の和」6年生が「拡大図と縮図」をテーマに学習しました。
5年生は、三角形の角を集めて平角にする操作活動を通して、内角の和が180°であることを実感しながら学びました。自作した三角形を使った活動では、子ども達の「なるほど!」という気づきが引き出されていました。
6年生は、合同な図形のかき方を思い出しながら、辺の長さや角の大きさを用いた拡大図の作成に挑戦しました。前学年までの学習のつまずきを補うため、復習を取り入れた丁寧な指導が行われ、子ども達は自分なりの方法で図形を描き、仲間と考えを交流する姿が見られました。
児童理解に基づく授業改善の成果
今回の授業研究では、児童一人一人の理解度や特性に応じた支援が丁寧に行われました。学習リーダーによる声かけ、色分けや折り紙を使った操作活動、子ども達が安心して学びに向かえる環境が整えられていました。
また、授業後の研究協議では、PDCAサイクルに基づく授業改善の視点から、指導方法や評価の工夫について活発な意見交換が行われました。教職員一人ひとりが「自立した学習者」を育てるための実践を振り返り、今後の授業づくりに生かす貴重な機会となりました。
おわりに
今回の授業研究を通して、子ども達が自分の考えを深め、仲間と協力しながら学びに向かう姿が多く見られました。授業は、教師の工夫だけでなく、子ども達自身の気づきや挑戦によって豊かになるものです。










今後も、子ども達の「自分らしさ」が発揮できる授業づくりを目指し、学校全体で取り組んでまいります。保護者の皆さまには、引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。