9月28日、野底の青空の下、令和7年度の運動会が盛大に開催されました。今年は、野底小学校と、閉園を迎えるのそこ幼稚園が一緒に行う最後の運動会。子ども達の笑顔と、地域の温かなまなざしが交わる、かけがえのない一日となりました。
今年のスローガンは「28人のそっ子の仲間で団結!勝利への意思を持ちみんなを信じてがんばろう」
この言葉どおり、子ども達は仲間を信じ、声を掛け合いながら、最後まで全力で挑戦しました。
開会式では、代表児童の堂々としたあいさつに、会場全体が引き込まれました。緊張しながらも、しっかりと前を見て話す姿に、大きな成長を感じました。
「限界突破!栄光のゴールへ」では、最後まで全力で走り抜ける子ども達の姿が印象的でした。転んでもすぐに立ち上がり、ゴールを目指す姿に、観客席からは大きな拍手が送られました。「あきらめない心」を見せてくれた瞬間でした。
「野小っ子伝統エイサー」では、力強く掲げられた旗頭が風を切り、会場の空気を一気に引き締めました。大きな旗頭を操る姿に、観客も目を輝かせ、沖縄の伝統文化の迫力を肌で感じる時間となりました。さらに、太鼓の音に合わせて力強く舞う子ども達の姿に、胸が熱くなりました。練習のときはなかなか揃わなかった動きも、本番では息ぴったり。「みんなで一つになる喜び」を体いっぱいで表現してくれました。
幼児の「のそっこペンギン」では、小さな体で一生懸命に踊る姿がとても愛らしく、見守る大人たちの心を和ませてくれました。大きな声で「がんばれ!」と応援する小学生の姿も、野底ならではの温かさを感じる場面でした。
紅白リレーでは小さな手でバトンをしっかり握り、全力で駆け抜ける幼稚園生の姿に、会場からは大きな声援が送られました。
さらに、人数の関係で2回走ることになった児童もいましたが、疲れを見せず、仲間のために最後まで走り抜く姿は本当に立派でした。バトンをつなぐたびに、赤と白の応援合戦がヒートアップし、グラウンドは熱気に包まれました。
このリレーは、まさに「仲間を信じてがんばろう」というスローガンを体現した瞬間でした。
午後の「一致団結!最強の戦い」では、声を掛け合いながら力を合わせる子ども達の姿に、仲間を信じる強さを感じました。勝っても負けても、最後は笑顔でハイタッチ。「仲間とともに挑戦する楽しさ」を学んだ一日でした。
赤組の勝利、白組の健闘
今年の運動会は、最後まで手に汗握る接戦となりました。結果は赤組190点、白組185点で赤組の勝利!
赤組の子ども達は、声を枯らしながら仲間を応援し、最後まで全力を尽くしました。その努力が実を結んだ瞬間、歓声と笑顔がグラウンドいっぱいに広がりました。
一方、白組も素晴らしい健闘を見せてくれました。競技ごとに見せた粘り強さ、仲間を信じて挑む姿勢は、勝敗を超えて大きな感動を与えてくれました。両組とも、「最後まであきらめない心」を見せてくれたことに、心から拍手を送りたいと思います。
PTA・地域の皆さんの大活躍!
今年もPTAや地域の皆さんによる競技は大盛り上がりでした。「世界陸上 IN 野底」では、保護者の方々が本気のスプリントを披露し、子ども達から「お父さん、速い!」と歓声が上がりました。「グラウンドゴルフリレー」では、おじぃ・おばぁの見事なショットに拍手喝采!さらに「タイム綱引き」では、力強い掛け声と笑顔がグラウンドいっぱいに響き渡り、地域の絆を感じる時間となりました。
こうした大人たちの真剣な姿は、子ども達にとって最高のお手本であり、「全力で楽しむことの大切さ」を教えてくれました。




















地域・保護者の皆様への感謝
今回の運動会は、地域や保護者の皆様のご協力なくしては成功しませんでした。前日の準備では、テント設営やライン引き、器具の確認など、多くの方々が汗を流してくださいました。
さらに、閉会後の片付けでは、子ども達と一緒に最後までグラウンドを整えてくださり、あっという間にきれいな運動場に戻すことができました。皆様の温かいご協力と笑顔が、子ども達にとって何よりの励みとなり、安心して全力を出し切ることができました。
地域と学校が一つになって作り上げたこの運動会は、子ども達にとって一生の思い出となることでしょう。本当にありがとうございました。