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2015/01/20

食育の日講話(校長)

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 今年度の全国学校給食週間は、1月24日~30日です。それにちなんで19日(月)の食育講話は学校長が行いました。まず給食の歴史についてお話ししました。
 終戦後沖縄は占領政策にあったため、同様とは限りません。以前は貧しい家庭のために、食糧不足のために行われた学校給食ですが、現代には、家庭で朝食はパン一つだったり、自分で選んで買ったり、偏食したりで、栄養のバランスがくずれ、成長に支障を来していることもあるでしょう。「学校給食は飽食の時代に乱れた栄養摂取の唯一の防波堤」とも言われるように、普通に給食が食べれられることを感謝し、野菜などを作ってくれた人たち、命を与えてくれた動物たち、調理してくれる調理員に感謝しながらいただきましょうと最後にまとめました。
 
 


以下は概要です。
○日本で最初の学校給食は、明治22年(1889年)、山形県鶴岡町の私立忠愛小学校だといわれています。家が貧しくて、お弁当を持ってこられない子供がたくさんいたので、この小学校を建てたお坊さんが、おにぎり・焼き魚・漬け物といった昼食を出していました。みんな、大喜びで食べたそうです。
○戦争が始まり、昭和16年頃から食べるものが不足するようになり、給食も、続けられないところが多くなってしまいました。
○昭和20年に戦争は終わりましたが、食糧不足は続いており、その頃の小学6年生の子どもの体は、今の4年生の子どもの体と同じくらいでした。
○昭和22年、全国都市の児童約300万人に対し学校給食がはじまりました。アメリカから無償で与えられた脱脂粉乳が使われ始めました。
○昭和25年(1950年)、アメリカ合衆国からの小麦粉を使い、8大都市の小学生児童対象の完全給食がおこなわれルようになりました。
○昭和29年(1954年)、学校給食法が施行され、給食は教育の一環として、食事についての正しい理解や望ましい習慣をはぐくみ、学校生活を豊かにし、明るい社交性を養うことなどを目的に、全国で行われるようになりました。
○関東地方を中心に、ソフト麺が給食で使われ始めました。
○昭和46年、体育局長通知「学校給食の食事内容について」が出され、標準食品構成が示されました。
○昭和51年(1976年)米飯給食が開始されました。コッペパンの時代と比べてメニューの種類が増えてきました。


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