本校は、明治23年(1890年)6月16日に創立され、今年132周年を迎えます。広く緑豊かな校庭は、国道側からアコウ・ガジュマル・デイゴの木の順で絶好の木陰を作っています。卒業生の多くは県内外におき、各界各層の分野に亘り活躍をしています。所在地は沖縄本島より南西方約450㎞、八重山諸島の石垣島の南東部に位置し、市街地より東方12㎞離れた国道沿いに広がる風光明媚な原風景の中にあります。 校地は広く緑の環境に恵まれ、年中花と緑のある学校としてこれまでにも美化・環境コンクール等において多くの実績を積み重ねて参りました。校内の中心に栄える三本木は白保地区の象徴として今も時代の流れを刻んでいます。これまで近隣の八重山特別支援学校の小学部と本校3・4年生との交流学習でしたが、昨年度から一年生から六年生まで全児童と学年単位で交流をすることになりました。保育園やしらほ幼稚園との交流学習や白保中学校との小・中連携等、近隣校と接続を意識した学校教育を展開しています。 平成29年度までの旧校舎
学校長あいさつ 本校は,明治23年6月16日に白保簡易小学校として創立され,今年で132 周年を迎える歴史と伝統のある学校です。校庭には,三本木(オオバアコウ,ガジュマル,デイゴ)が白保村のシンボルとしてどっしりと根を下ろし,長い間いつでも子どもたちを見守ってくれています。いずれも樹齢は100年以上とされており,平成23年には「おきなわの名木百選」に選ばれています。また,体育館南側には,オオバアコウの巨木もあり,推定樹齢150~200年といわれ,三本木と同様に石垣市「緑の戸籍簿」にも登録されています。また,地域行事では,海神祭,豊年祭,旧盆での獅子舞など,どの行事にも子ども達も参加し,郷土愛を育んでいます。ここ数年は新型コロナウイルスの影響で、行事もこれまで通りできないところもありましたが、長年の伝統行事は永年大切にされていくことと思います。 本校の教育目標は,「失敗から学び育つ子(創造力/探求/やり抜く力)」,「自他を大切にする子(多様性/他者理解/表現力)」,「地域と共に生きる子(ネットワーク/見通す力/貢献)」です。また,「かしこく」,「やさしく」,「たくましく」の3つの合い言葉があります。各学年とも「かしこい子」,「やさしい子」,「たくましい子」になるため、子どもたち、職員とも日々努力しています。 家庭・地域・学校が一体となって、未来ある子どもたちのために、今できることのベストをやっていければという強い思いがあります。今後ともどうぞ白保小学校をよろしくお願いいたします。※三本木に関する参考文献 1)石垣市緑の戸籍簿:石垣市経済部みどり推進課(H9.3月発行) 2)おきなわの名木百選:おきなわの名木百選実施要領(H4.7月施行) 3)白保公民館指定文化財GB:NPO夏花/白保村ゆらてぃく憲章推進委員会(H27.2月発行) 令和4年4月吉日石垣市立白保小学校 校長 松尾望